アクアを新車で購入するには、下記費用が必要です。
- アクアの車両本体価格
- オプション装備の費用
- 諸費用
ここでは、アクアの新車を購入する際に必要な諸費用についてまとめています。
諸費用は主に下記4つが含まれます。
- 税金
- 保険料
- リサイクル費用
- 販売諸費用
ひとつひとつ見ていきましょう。
まずは税金です。
アクア購入時に必要な税金
アクアを購入するには、税金の支払いが必須です。
税金を支払わなければ、車検を通すこともできないので公道を走ることができません。
車検も通さずに公道を走って、警察に捕まれば、一発免停で1年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。
そもそも、トヨタディーラーでもアクアを売ってくれませんね。
アクアを購入する際には、下記3つの税金を支払わなければなりません。
- 自動車税
- 自動車取得税
- 自動車重量税
それぞれ、どんな税金でアクアの場合は納税額がいくらなのか?見ていきます。
アクア所有者に課される自動車税
自動車税は、アクアの所有者に課される税金で購入時はもちろん、毎年納める必要があります。
車の排気量によって、税額も変わってきます。
アクアの場合、全グレード1リットル超~1.5リットル以下に分類されますので、自動車税の年額は34,500円です。
ただし、この税金はアクアを購入した月(厳密には登録した月)の翌月から、翌年3月までの分を納税すればOKです。
つまり、6月にアクアを購入(新車登録)した場合は、翌月の7月〜翌年3月までの分を、4月に購入(新車登録)した場合は11ヶ月分の自動車税を収める必要があります。
月割で計算されます。
ちなみに、3月に購入(新車登録)した場合は、自動車税は0円となります。
とはいっても、4月〜5月の間に納付書が届いて、翌年3月までの1年分の自動車税を納税しないといけないんですけどね。
アクアの自動車税の月割金額は下記のとおりです。
新車登録する月 | 支払い月分 | 自動車税の納税額 |
---|---|---|
4月 | 11ヶ月分 | 31,600円 |
5月 | 10ヶ月分 | 28,700円 |
6月 | 9ヶ月分 | 25,800円 |
7月 | 8ヶ月分 | 23,000円 |
8月 | 7ヶ月分 | 20,100円 |
9月 | 6ヶ月分 | 17,200円 |
10月 | 5ヶ月分 | 14,300円 |
11月 | 4ヶ月分 | 11,500円 |
12月 | 3ヶ月分 | 8,600円 |
1月 | 2ヶ月分 | 5,700円 |
2月 | 1ヶ月分 | 2,800円 |
3月 | 0ヶ月分 | 0円 |
ここで注意が必要なのは、新車登録する月の翌月から翌年3月までの分を納税する点です。
例えば、6月中にアクアを購入しても、トヨタディーラーが7月に新車登録をすれば、翌月である8月から翌年3月までの税額を購入時に支払います。
アクアを取得した人に課せられる自動車取得税
自動車取得税は、アクアを購入した際に取得した人に課せられる税金です。
取得額、つまりは購入金額によって税額も変わります。
ただしアクアの場合、エコカー減税対象車なので、新車購入時には100%減税されます。
つまり、アクアの新車を購入する際に必要な自動車取得税は0円です。
車体の重量に応じて課せられる自動車重量税
自動車重量税は、車体の重量によって税額が変わる税金です。
また、アクアの新車登録時はもちろん、その後の車検時には毎回納税します。
アクアは1050〜1090kgですので、自動車重量税の年額は7,500円です。
新車の場合は、次回の車検までの3年間分22,500円が購入時の税額になります。
でも、自動車税と同様にアクアはエコカー減税対象車のため、新車購入時の自動車重量税は100%免税となります。
つまりは、購入時の自動車重量税は0円です。
ここまでで、アクアの新車購入時に必要な税金をまとめておきまね。
- 自動車税:購入する(登録する)月によって0円〜31,600円の間で変動
- 自動車取得税:エコカー減税で0円
- 自動車重量税:エコカー減税で0円
要するに、アクアの場合、自動車税だけ最初に負担すればOKです。
アクア購入時に必要な保険料
車の保険には2種類あります。
- 強制保険(自賠責保険)
- 任意保険
強制保険(自賠責保険)は、その名のとおり加入しないとアクアで公道を走ることができません。
強制保険と呼ばれる所以です。
一方、任意保険は加入は義務づけられていませんので、加入せずとも購入したアクアで公道を走っても違反にはなりません。
それぞれ見ていきます。
加入義務のある自賠責保険
万が一あなたが、購入したアクアで事故を起こしてしまった場合に相手方の被害者を救済するための保険です。
相手被害者の治療費や慰謝料などを自賠責保険が保障します。
ただし上限がありますので、上限を超えた場合は自腹で支払わなければなりません。
自腹での支払いができない場合など、最悪の場合は財産差し押さえなんてことも・・・。
また、自分と相手の車の修理費は保障されません。
どちらにせよ、自賠責保険のみの加入では不安が常につきまといます。
自賠責保険の保険料は、アクアを新車で購入する際には次の車検までの期間加入する必要があります。
新車の場合、初回の車検は3年後です。
3年後ということは、36ヶ月ですが、自賠責保険は37ヶ月分の保険料が必要になります。
これは車検の期限と自賠責保険の期限に『誤差』があるためです。
車検は3年後の夜12時に期限満了を迎えるのに対し、自賠責保険は同日のお昼12時に期限が切れてしまいます。
つまり、期限満了日のお昼12時から夜12時までの12時間の誤差が生じます。
その誤差をカバーするために自賠責保険は37ヶ月分加入する必要があります。
自賠責保険の期限を1日だけ延長できればいいのですが、月割での保険料金設定になっているために1ヶ月分多く加入しなければならないのです。
アクアでの37ヶ月分の自賠責保険料は・・・
36,780円です。
アクアの全グレード一律です。
加入義務はないけど絶対加入すべき任意保険
任意保険は、自賠責保険でカバーしきれない部分を保障するための保険です。
さまざまな保険会社がさまざまなプランの任意保険を販売しています。
加入する任意保険にもよりますが、相手の車の修理費用、自分の車の修理費用も保障してくれます。
その他にもさまざまなプランがあります。
あなたの希望によってカスタマイズ可能なのが任意保険です。
任意保険に加入義務はありませんが、絶対加入することをおすすめします。
万が一、人を死亡させてしまった場合、自賠責保険ではとてもカバーしきれません。
何千万もの費用を負担することになってしまいます。
車を運転する以上、必ず任意保険にも加入しましょう。
任意保険の保険料は、保険会社やあなたの現在の状況によっても変わってきます。
ぜひこちらをお試しください。
あなたの情報をいくつか入力するだけで、複数の任意保険が比較できます。
購入時に負担する意味がわからないリサイクル費用
車を廃車にするとき、解体後にでるゴミを適正に処分したり、リサイクルするためにかかる費用です。
アクアの購入時に解体後にかかる費用をあらかじめ負担する意味がわかりませんが、自動車リサイクル法で定められているので、負担しなければアクアを購入することができません。
アクアのリサイクル費用は、全グレード一律で
9,130円です。
このリサイクル費用は、アクアを廃車にせずに売却した場合には全額戻ってきます。
最終的にリサイクル費用を負担するのは、アクアを廃車にするユーザーです。
とはいっても、何も購入時に徴収する必要はないですよね。
アクア購入時には絶対必要な販売諸費用
税金や保険料は、法的に定められてる以上、支払う必要があるのはわかりますが、アクアを新車で購入するときには、販売諸費用も必要になってきます。
販売諸費用とは、主に下記で構成されています。
- 車庫証明取得代行費用
- 検査登録代行費用
- ナンバープレート費用
- 納車費用
- 販売店独自のサービス費用
ひとつひとつ見ていきますね。
駐車場を確保している証明手続きを代行する車庫証明取得代行費用
車庫証明とは、あなたがアクアを購入するにあたって、「ちゃんとアクアを停めるスペースを自宅もしくは自宅近くに確保してますよ!」と証明するためのものです。
車庫証明をとらなければ、アクアを購入することはできません。
この車庫証明の申請を代行するための費用です。
販売店によっても異なるのですが、10,000円前後の販売店が多いようです。
印紙2,500円〜3,000円程度(都道府県によって異なる)も別途必要です。
ただし、この車庫証明書は自分で手続きを行うことでカットできます。
最寄りの警察署で申請用紙をもらって、必要事項を記入して印紙を購入し、用紙に貼って提出すればコストカットができます。
印紙代は、どうしてもかかってしまいますが。
新車登録するための検査登録代行費用
新車は、運輸支局または検査登録事務所で新車登録する必要があります。
登録しなければ、せっかくのアクアも公道を走ることはできません。
ナンバープレートも取得できませんし、車検証すらありません。
この検査登録の作業を代行するための費用が検査登録代行費用です。
これも販売店によって異なりますが、アクアの場合、23,000円〜30,000円程度のところが多いようです。
検査登録時に必要な印紙代も含まれます。
検査登録代行費用は、コストカットすることはできません。あきらめましょう。
ナンバープレートを取得するためのナンバープレート費用
検査登録がすべて完了するとナンバープレートをもらいます。
ナンバープレートがなければ、公道も走れませんね。
ナンバープレートを取得するための費用です。
これも販売店によって異なりますが、5,000円〜6,000円程度のところが多いようです。
ナンバーは希望する数字にすることができます。
※「7777」や「1234」など人気の番号は抽選
指定する場所までアクアを持ってきてもらうための納車費用
アクアを購入して、整備や登録申請がすべて完了し、あなたの所有物として公道を走れる状態になったあと指定する場所まで持ってきてもらうための費用です。
自宅などあなたが受け取れる場所を指定することで、その場所までアクアを持ってきてくれます。
近場の場合は、ディーラースタッフがアクアを運転してきますし、遠方の場合は車載車に積んで持ってきてくれます。
販売店によっても多少の差はありますが、1万円程度です。
納車費用は、あなたが購入したディーラーまで取りに行けば、コストカットが可能です。
販売店独自のサービス費用
これは、アクアの各販売店で用意しているサービスです。
- 洗車無料サービス
- アクアをぶつけてしまった時など安く修理ができる
- オイル交換無料サービス
などなど。
各販売店が独自のサービスを用意していて、内容もさまざまです。
アクアの乗出し価格を下げるために断ってもいいのですが、販売店によっては申込みが必須なところもあります。
販売店ごとにサービス内容も変わってくるので、価格もさまざまですが1〜3万円程度のものが多いです。
しつこいようですが、申込みが必須の販売店もありますので、アクアの見積もり時に必ず確認することをおすすめします。
以上。『新車アクアの購入時にかかる諸費用まとめ』でした。